毎日使用することはないけれども、旅行の際に重宝するスーツケース。押入れから出してみたらキャスターが劣化していた!という経験をもっている方も多いのではないでしょうか?
そういった場合に「どこに修理に出せばいいの?」「修理費用はどの程度かかるのだろう?」と疑問に思う事もあるかと思います。
このページではスーツケースが故障してしまった場合の参考修理料金、納期、修理依頼方法について詳しく解説していきます。修理後に後悔しないためにもまずはこちらのページから見てみてください。
そもそも修理するべきかどうか?
まずはどういった場合は修理するのがいいのかについて見ていきましょう。修理しても全体的にみて長く持たない場合は修理を諦めて、新しいスーツケースを購入するのも一つの手です。
修理をおすすめしないケース
スーツケース本体のボディが劣化している場合や複雑に割れている場合。強度の関係で修理をおすすめしない場合が多くなっています。もちろん簡単に亀裂が入っているのみならほとんどのケースで修理が可能なので安心してください。
修理費用が購入金額の2倍以上になってしまう場合。そういったケースは稀ですが1万円以下の安価なスーツケースの場合には修理料金が購入金額の2倍以上になってしまうこともあります。
愛着がとてもある場合には修理金額にかかわらず修理して長く愛用してあげるのがいいかと思います。
スーツケースの修理依頼方法は2通りある
「修理を依頼したい」と決めた場合に気になるのがどこに修理を依頼するかです。スーツケースは修理自体をしていない修理屋さんが多く困ってしまうことも多々あります。
依頼先は主にメーカー修理もしくはバッグ・スーツケース修理専門店です。どちらも利点と難点があるので状況に合わせて使い分けるのが得策でしょう。
それではそれぞれの利点などについてみていきましょう。
メーカー修理に依頼したほうがいいケース
メーカー修理に依頼したほうがいい場合は購入後何年経っているかを目安に考えるのがいいでしょう。
下記のような場合にはメーカー修理をおすすめしています。
- 保証の期間内の場合
- 初期不良の可能性が高い場合
- 純正パーツでの修理を希望している場合
しっかりとしたスーツケースブランドには通常1~2年程度の商品保証がついています(ドイツブランドのリモワは5年!)保証期間中の故障については保証される場合が多くなっています。
注意が必要なのは保証書が必要なこと、また通常使用での故障(車輪のすり減り)などは保証の対象外ということです。下記のメーカー修理の注意点も合わせて、修理に出す前に確認しましょう。
◯メーカー修理の注意点
- メーカーによっては修理対応をしていない事もある
- 修理不可になるケースも意外と多い
- 有償での修理の場合比較的高額になりやすい
- 持ち込みでの修理不可
- 見積もりや修理自体の納期がとても長い
またお持ちのスーツケースをメーカー修理に出す際には購入店もしくはそのブランドのカスタマーセンターに連絡してください。購入店を記憶していない場合にはグーグルなどにて検索してみるのがいいでしょう。
修理専門店での修理をおすすめするケース
メーカー修理以外の選択肢がスーツケース修理専門店です。専門店での修理もメーカー修理同様利点と難点があるので予めチェックしてください。
こういった場合にはスーツケース修理専門店へ
- 急ぎでの修理を希望している
- 安く修理したい
- まずは写真で見積もりのみ取りたい
- メーカー修理を断られてしまった
- 保証の期間外の場合
専門店の特徴は見積もりや修理期間が短いことや修理料金が比較的安いことがあげられます。また見積もりのみの依頼も可能なので、まずは写真をとってメールにて見積を依頼してみましょう。
郵送と来店で修理
当サイトでは郵送と来店でのスーツケース修理が可能です。東京首都圏に住んでいる方は来店での修理がおすすめです。直接職人に相談できるので安心です。修理後は直接ご自宅に発送となります。
また遠方の方は郵送にて修理を依頼しましょう。
どういった修理が出来るのか?
専門店にて依頼できるスーツケース修理メニューです。メーカーにて断られてしまった修理も諦めずに見積もり依頼してください。どういったしゅうりができるのか見ていきましょう!
キャスター交換
スーツケースの車輪、タイヤ部分をキャスターといいます。この部分は殆どのケースで交換修理が可能です。2輪タイプのものと4輪タイプのものでキャスターの構造が異なります。どちらのタイプにも対応しているので安心です。
- 2輪キャスター交換 1箇所 6,000円
- 4輪キャスター交換 1箇所 4,000円
*特殊なブランドやダブルキャスターは別途見積もり - タイヤの土台から交換 1箇所 10,000円~
壊れる原因1:スーツケースはたまにしか使わないという方も多いと思います。ずっと使わないでしまったままでいるとゴムは劣化してしまい、2~3回しか使用していないのにもうダメになったということが起こります。後悔する前にゴムの劣化防止スプレーなどで定期的に拭いてあげましょう。
壊れる原因2:髪の毛などのゴミが詰まった状態で無理やり引きずってしまうとタイヤの片側だけが削れていき、さらにはタイヤの土台が削れ、もっといくとボディーまでも地面に擦れてしまいます。タイヤの土台からになると少し高い修理になってしまいます。髪の毛の除去や油をさしてメンテナンスしてください。おかしいと思ったまま使用していれば修理ができない状態にまでなってしまう可能性があります。
ハンドル交換
サイドとトップに通常一つづつついているのがトップハンドルとサイドハンドルです。大きく力がかかる部分なので故障も多くなってしまいます。重い物を入れて使用していればなおさらに壊れます。
ハンドルが破損してしまった場合は通常、交換修理となります。汎用のパーツにて交換修理します。汎用のパーツでの交換だとハンドルを留めるビスの位置が合わない場合があります。その場合はボディに穴をあけて、元の穴が見えるようならカシメで目立たないようにします。
- ハンドル交換 12,000円~
PUハンドル交換
引き出しスライド式のハンドル部をPUハンドルと呼びます。
完全に折れてしまった場合はメーカー修理となるケースが多いです。そういった場合にはメーカーにまずは問い合わせてみましょう。引き出せないなどといったトラブルは専門店でも修理対応が可能な場合があります。しかしながら基本的には内部の破損トラブルなので丸々交換での修理になります。
- PUハンドル交換 18,000円~
壊れる原因:スーツケースを持ち上げるときにトップハンドルではなくPUハンドルで持ち上げて電車など乗り降りされている方をよく見かけます。持ち上げるためのハンドルではないため、そのように使用していれば必ず壊れます。高額な修理になりますので持ち上げるときはトップハンドルやサイドハンドルを持つように心がけてください。
ファスナー交換
故障してしまった場合スライダー交換もしくはファスナー一式の交換となります。一部特殊なものは修理対応不可のものもあるので注意しましょう。
- ファスナー交換 一式 3万円~
- スライダー交換 7,000円~
壊れる原因:ファスナーに平行ではなく垂直に力を入れて開けようとする、ファスナーを完全に開けきらずに無理やりスーツケースを開こうとしてしまう、などで破損してしまうケースが多いです。ファスナー交換も高額な修理になるため、普段から優しく取り扱ってあげることをおすすめします。
TSAロック交換
- TSAロック交換 1箇所 1万円前後(見積り)
底足交換
- 底足交換 1箇所 6,000円~(見積り)
ボディ凹みや歪み・割れ・塗装などの修理
空港から戻ってきたらボディが割れていたというケースが多くなっています。ボディの凹みや割れは補強にて修理対応可能で、同時に割れ目も目立たないように塗装します。擦れだけの場合の塗装も承っております。
- ボディ補強修理 1万円~(見積り)
内装交換
内装に化粧品やペットボトルの中身が漏れ出てしまいシミになった場合などは内装交換を検討しましょう。ただし、できるものとできないものがあります。できる場合でも元のデザインとは違う形になります。
- お見積り
角パーツ(コーナーパーツ)交換
- 7,000円~(お見積り)
見積書と修理不能証明書の料金
空港での返却の際、壊れて返ってきてしまった際、保険で対応するケースが増えています。
壊れていた場合は必ず空港で手続きし、お客様と空港でやり取りしてください。
- 修理不能証明書発行 1台分 3000円
- 修理しないで見積書発行 1台分 2000円
- 修理をして見積書発行 無料
尚、キャリーバッツをお預かりして本見積りをしてから、見積書や修理不能証明書の発行になります。メール見積りは「簡易見積り」であり「本見積り」ではありません。
その他の特殊なスーツケース修理にも対応しています。まずは一度見積もりにて依頼してください。
当サイトでは全ての修理に無料の再修理保証をつけています。
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