ハンドバッグやショルダーバッグの内側(内袋)について

バッグの内側がべとついたり、黒ずんだりしてしまった場合はこちらの記事を参照ください。
バッグの内側が劣化してしまった場合によくみられる内側のべとつきは内袋交換での修理が可能です。

意外と知られていないバッグ内袋の交換について修理の職人が解説していきます。

なんでバッグの内側が劣化するのか?

バッグの内側が劣化してべとつくのにはいくつかの理由が考えられます。

主に日本特有の夏場の高温多湿な環境はバッグ内側によく使用されている合皮にとって大敵です。
この湿気や空気のよどみが合皮の劣化を大幅に進めて、加水分解を起こさせます。
加水分解はスニーカーソールのウレタンなどにも起こりやすい経年劣化です。

一度加水分解がある程度まで進んでしまうと、汚れ落としやスプレーなどのメンテナンス用品でのお手入れが不可能です。べとつきがひどい場合は内袋交換での修理を検討しましょう。

内袋が劣化しやすいブランド

バッグの仕様上内袋が経年劣化でべとつきやすいというブランドは存在します。

そのブランドのすべてのバッグが必ずしも劣化するという訳ではないですが、ほかのブランドに比べてそういったトラブルが多いのは事実です。

  • ルイヴィトン Louis Vuitton
  • グッチ Gucci
  • フェンディー Fendi
  • シャネル Chanel

上記のブランドにかかわらず、内側に合皮を使用しているバッグは、保管状況と使用年数によって劣化する可能性があります。

内袋を劣化させない保管方法

内袋を劣化させないための保管方法についての解説です。

  1. 長期保管する場合は中のものをすべて出し
    レザーソープでクリーニングしてから保管する
  2. 保管する際には空気の流れが確保できる
    場所にて保管する。
  3. 2が難しい場合は1か月に一度はクローゼット
    から出してあげる。
  4. 保管する場合はバッグの中に除湿剤を入れる

大まかにまとめると上記が注意点となります。
合皮のうち袋の寿命を長くするには保管状況に気を付けましょう。

内袋を交換する際の参考料金

当サイトではバッグ修理職人が内袋の張替修理を承っています。保管状況が悪く内袋が劣化してしまったバッグも内袋を交換することで、より長く愛用することができます。

また当サイトでの内袋交換は合皮を使用していませんので劣化することもありません。
バッグ内側に使用する生地色も数種類からお選びいただけるので、オリジナルの印象をあまり変更することなく修理が可能です。

内袋交換の修理例

バッグ内袋交換の修理サンプルになります。
小さいポーチから大きめのショルダーバッグまで内袋の修理はスレッド&ニードルにお任せください。

コーチ ポーチの内袋交換

依頼の多いコーチポーチの内袋交換です。オリジナルの仕様に近い仕上がりになります。

コーチのポーチ
コーチのショルダーポーチ。内側は合皮なので劣化に注意しましょう。
コーチバッグ
取り除いたコーチバッグのうち袋。
アフター
オリジナルに近い生地にて内袋を張り替え。ロゴやインナーポケットも残すことができます。
  • 内袋交換 一式 1万円~
  • 納期: 3週間~

そのほかバッグ内側のべとつきについてのお問い合わせはメール見積もりをご利用ください。

当サイトでは全ての修理に無料の再修理保証をつけています。
修理後3ヶ月以内の不具合に関してはすべて無料にて再修理致します。安心してご利用ください。