アークテリクスのアロー22・ブレード20・マンティス26などのバッグ修理について、カバン修理専門店スレッドアンドニードルの職人が解説していきます。全国郵送対応で郵送修理可能です。また来店の場合には東京-恵比寿、大阪-心斎橋の店舗に持ち込みが可能です。

ReBIRD(リバード)修理受付センターについて

まずはメーカー修理受付センターのReBIRD修理受付センターについてのご案内です。メーカーでの修理をご希望の場合にはリバード修理受付センターに依頼をしましょう。メーカーの修理受付店ですのでオリジナルのパーツを希望の場合等にはこちらがおすすめです。

ReBIRD修理受付センターは2022年に丸の内に日本で始めてオープンしました。持ち込みできる店舗は現在2店舗で丸の内店と心斎橋店となります。

リバードでの修理をおすすめする場合

オリジナルのロゴが入ったパーツなどを取り付けたい場合などはリバードでの修理がおすすめです。一般の修理店ではロゴ付きのパーツの共有はないためです。

バッグ修理専門店(スレッド&ニードル)をおすすめする場合

リバードでの修理は2024年現在納期がやや長くかかることがあり、急いでいる場合には当店のようなバッグ修理専門店にて依頼をしましょう。現在リバードHPに記載されている参考納期は4ヶ月間となっています。

当サイトでは一般的なバッグ修理であれば3週間から対応可能です。

モデル別アークテリクスでご依頼の多い修理・料金

基本的に丈夫なアークテリクスのバッグですが長く使用しているとメンテナンスや修理が必要になってきます。壊れやすい箇所を中心にどういった修理が可能なのか紹介していきます。メーカーにて修理を断られてしまった場合でも諦めずにご相談ください。

Arro22(アロー22)

アークテリクスのフラッグシップモデルでもあるアロー22。特徴的な形状が目を引くデザインとなっています。このバッグは基本的に立体構造になっており、修理の際にも注意が必要です。

ファスナー交換・スライダー交換

ファスナーは消耗が激しいパーツの一つで、特にフロントファスナーとメインファスナーは何度も開け閉めされる為早く摩耗していきます。

アローのフロントファスナーは防水性の高いYKK5番止水ファスナーがついています。メーカー修理では色の選択ができませんが、当サイトでは止水ファスナーの色を選択可能です(オプション)

またスライダーのみが故障することはあまりないですが、そういった場合でも引き手(ロゴが入った部分を残してスライダー交換ができるケースが多くあります。

アロー22メインファスナーのスライダー部分
ロゴ入りの引手は移植したいものです。

スライダー交換 5,000~7,000円
ファスナー交換 15,000~19,000円

(防水ファスナーは割増)

アークテリクス ファスナー修理フロント防水ファスナー交換後の写真です。元々のデザイン通りに、中々の出来栄えになりました。

止水ファスナーは動きが固いため、力を入れて引っ張ることで故障してしまうケースが多いです。

破れ補修

アロー22の場合それほど多くはないですが稀に長く使っているとよく触る部分や床に擦れる部分など、破けて穴になってしまったり、糸がほつれてしまったりすると思います。様々な破れの修理ができますのでお気軽にご相談ください。

ショルダーベルト一式交換 25,000円~
解れ縫い 6,000~円
リステッチ 4,000~8,000円

ナイロン生地補強 6,000~16,500円

アロー22ショルダー破れ修理
ショルダーベルトのナイロンが裂けて、中身が見えています。右(下)がアフター。

ショルダーラダーの修理

ショルダーベルトの両端にある根革は糸がほつれたり傷んだりすることがあります。そういった場合は再縫製や根革交換にて修理できます。

また下記写真のショルダーラダー部が劣化したら、強度の高いナイロンテープにて交換が可能です。アロー22の古いタイプのモデルはよく劣化するので注意をしましょう。

根革再縫製 4,000円〜
ショルダーラダー交換(両側)8000円

アロー22 ショルダーベルトのラダー部分

プラスチックパーツの交換

ぶつけてしまった場合などに多いのがプラスチックバックル等の破損です。

プラバックル交換 4,000~8,000円

クリーニング

長く使用していたカバンのメンテナンスに1度クリーニングしてみるのはいかかでしょうか。

バッグクリーニング 7,000円〜

納期

修理納期は繁忙期を除き2~4週間が目安となっています。特殊色のファスナーなど、部材取り寄せが入る場合は4~6週間かかることもあります。

アークテリクスで人気のジャケットやアウターなどの修理は下記リンクより洋服修理のアフトフィッターズをご利用ください。

アークテリクスについて

始祖鳥のロゴマークで有名なアークテリクス(Arc’teryx)はカナダのブリティッシュコロンビアで創業したアウトドアメーカーです。その成り立ちはアメリカのパタゴニアなどと似通っています。

人気のアロー22は依頼が多い

ジャケットなどアパレル全体でも人気ですが、アロー22のバッグパックが1番人気といってもいいのでは?そのためか修理依頼がとても多いです。

アークテリクス アロー

アークテリクスの商品はエクストリームスポーツでも使用されることから耐久度は折り紙付きです。また過酷な環境で使用されることを想定して作られているため、バッグ細部の作りもよく考えられています。

アロー22Lは表面にはセンター含め3か所にファスナーがついていて、バッグの中身を全部広げることなく簡単に目当てのものを取り出すことができます。

また、すべてが防水ファスナーとなっていて中身が濡れにくい構造になっています。バッグの背面に関しても背負いやすいようによく工夫されています。

購入が可能なショップ

全国各地の取り扱い店もしくは直営店にて購入が可能です。またビームスなどのセレクトショップでも購入することができます。

アマゾンなどのサイトでも購入することが可能ですが並行輸入品が多いので、修理の際には注意が必要です。アークテリクスの並行輸入品は一部ですがあまり状態がよくないものも存在しますので購入時にはよく検討しましょう。

オンラインではオフィシャルサイトに併設されているECサイトでの直接購入も可能ですので、心配な方はオフィシャルサイトでの購入がおすすめです。

製品の保証について

バッグの使用状況と状態によって保証が受けられる場合と不可の場合があります。店頭での購入の場合は購入店に修理を依頼することになります。また公式サイトでの購入の場合はカスタマーセンターに問い合わせください。並行輸入品の修理はメーカーでの修理が可能ではありますが、高額だったり断られるケースがあるので注意が必要です。

スレッド&ニードルでは可能では並行輸入品であるかどうか問わず修理可能です

写真がない場合修理金額等のご説明ができないことが多いので、できるだけ写真の添付をお願いします。

当サイトでは全ての修理に無料の再修理保証をつけています。