こちらのページではバッグ修理について経験豊富な職人が詳しく解説していきます。
どういった修理が可能なのか?またどの程度料金がかかるのかなど気になった場合にはまずはこちらのページを参照してみてください。
各修理方法について詳しく解説していきます。少々長い文章になるので、時間のない方は文頭のまとめリストのみ読んでみてください。
(時間がある方は下の方まで読んでいただけるとバッグ修理についてより詳しく知ることが出来ます。)
このページで話すこと
- メーカー修理の利点はオリジナルのパーツで修理できること
- メーカーでの修理は納期がやや長く料金も比較的高額
- 並行輸入品はメーカー修理が不可な場合が多い
- メーカーでの修理が断られても専門店なら修理可能な場合が多い
- バッグ修理には大体2~4週間かかる
- 修理依頼方法は郵送と来店の2通りある
- 専門店なら特殊な修理やバッグカスタムが可能
それでは環境にやさしいバッグ修理については下記を参照してください。
メーカー修理と専門店での修理
メーカーとバッグ修理専門店どちらに修理を依頼する方がいいのでしょうか?
こういった質問をよく耳にします。もちろんブランド毎にメーカー修理の利点難点があります。
メーカーでの修理か専門店で悩んだらまずは修理を依頼する際に下記を参照して見てください。
時間に余裕のある方はメーカーとバッグ修理専門店両方にて相見積もりを依頼するのがおすすめです。
バッグのメーカー修理について
まずは一般的なメーカーでの修理について解説していきます。
バッグのメーカー修理とは購入店に依頼する修理方法となります。”購入店での修理依頼≒メーカー修理”と捉えて問題はないと思います。
実はご存知ない方も多いですがメーカー修理はメーカーにて修理しているわけではありません。
メーカーでの修理の際にもバッグ修理専門工房に外注に出しているケースが9割以上となっています。
一部のハイブランドやドメスティック系のバッグブランドは自社の工房にて修理しています。
自社工房にて修理している代表格がルイヴィトンです。その他のハイブランドのほとんどが修理の際には外注にて外部の修理工房に依頼しています。
バッグ修理依頼方法
メーカーでの修理を依頼する際には購入店に依頼しましょう。殆どの場合郵送での依頼は受け付けていないので来店にて依頼する必要があります。
また修理を依頼する前に必ず保証書等を用意しましょう。購入証明書がないと修理を受け付けてくれない場合が多くなっています。
メーカー修理の一般的な納期
メーカー修理は修理見積りと修理自体に時間がかかると覚えておきましょう。
これは基本的にメーカーが外注にて修理しているためです。
通常修理見積もりに1~2週間、修理自体に3~5週間かかる場合が多くなっています。
価格について
ブランドにもよりますがメーカーでの修理は通常のバッグ修理専門店での修理と比べて高くなる傾向があります。
これはメーカーやブランドが修理を外注にて処理しているためです。
外注にて修理したものをいくばくかのマージンをつけてお客様に提供しているためです。
メーカー修理の注意点
メーカーでのバッグ修理の注意点です。依頼する前にかならず確認してください。
- 購入証明書が必要な場合が多い
- カスタムなどの注文は不可
- 修理不可で戻ってくる可能性もある
- 保証期間内でも修理料金がかかる場合がある
- 並行輸入品は修理自体を受け付けてくれない場合が多い
バッグ修理専門店の修理について
次にバッグ修理専門店での修理依頼方法や価格について紹介していきま
す。
バッグ修理専門店の利点・難点まとめ
- メーカー修理よりも比較的安い
- 納期が比較的早い
- オリジナルのパーツは用意できない
- 郵送&来店にて修理可能
- 店頭にて職人からしっかりと修理
説明を受けられる - 簡易見積りがすぐに出る
バッグ修理専門店に依頼する場合は上記のような利点と難点があります。
また相見積もりを取る場合などにもバッグ修理専門店は便利です。
修理依頼方法
専門店の場合来店もしくは郵送での修理依頼が可能です。
購入した店舗まで来店出来ないといった場合などは専門店が便利です。
またバッグ修理はパーツの交換や仕様の変化などもあるため、来店での修理をおすすめすることもあり
ます。下記のような修理に関しては可能な限り来店での修理をオススメしています。
来店で修理したほうがいい場合
- 交換するレザーの質感や色合いを確認したい場合
- バッグのカスタムや仕様の変更をしたい場合
- とても思い入れのあるバッグを修理に出す場合
特殊な修理やカスタムは専門店へ
メーカー修理にて対応できない特殊な修理があります。バッグの手元長さを変えたい場合やファスナーの仕様変更などはバッグ修理専門店に依頼するのが無難です。
またメーカーにて修理を断られるケースも実はたくさんあります。そういった場合にも修理が可能なケースがあります。諦めずに相見積もりを取りましょう。
防水ファスナー交換
防水ファスナーの交換はメーカーにでの交換修理が困難な場合が多くなっています。
防水ファスナーや特殊なファスナーは専門店とおぼえておきましょう。
ナイロン生地破れ補修
ナイロン生地が破れてしまった場合修理を断られることは多いです。
そういった場合でも専門店なら対応が可能です。
ナイロン生地の部分張り替えや部分的な補修などにて修理可能です。
多少見た目は変更になりますがしっかりと補強すると事が可能です。
バッグのカスタム
トートバッグの手元を長くしたいといった要望や、ファスナーのタイプや色を変更したいといった場合はメーカーでは対応が不可能です。
専門店に依頼しましょう。
その他特殊な修理に関しても専門店となります。